Japan Aquatic Products Export Council

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水産物・水産加工品輸出拡大協議会

平成 27 年 8月

香港「Food Expo2015」で水産セミナー開催(続編)

香港セミナーの最後に水産物輸出拡大協議会の事務局長として小職、今野が日本の水産業について、概況を説明した。まず太平洋は6海域に分類され、日本は北西太平洋海域にある。この海域では世界の4分の1の水産物が水揚げされ、大変漁獲効率が良い、水産資源の豊富な海域である。

 日本列島の周辺には大きな4つの海流が流れており、南西から北東に流れる2つの暖流、黒潮と対馬海流と、北東から南西に流れる2つの寒流、親潮とリマン海流が、大陸棚でぶつかり合い、豊富なプランクトンを発生させ、豊かな魚介類の食物連鎖を形成している。

  続いて、4季折々の旬の魚と魚場を画像で示し、旬の魚とは、基本的に産卵前に脂肪を蓄えた美味しい魚介類で、秋、冬に多く漁獲される。また、日本は亜熱帯から亜寒帯にかけて分布しており、3000種以上の多種多様な魚介類が、漁獲される。これらの多種多様な魚介類を捕獲するために伝統的に編み出されてきた代表的な11漁法について、画像を見せ説明した。

  続いて、養殖の生産推移についてグラフを示しながら、順調に増え続けてきたが、東日本大震災による被害で一時生産量が落ち込んだものの、回復しつつあり、水産物の総供給量の役20%を安定して供給し続けている。その中で特に養殖供給比率が高い、鰻99%、鯉89%、鯛79%、車エビ76%、鮎67%、ブリ61%、鱒57%、本マグロ53%と主要魚種で特に単価の高い魚種の養殖比率が高いことをグラフで説明した。今後の傾向として、本マグロは天然後の供給源が予想されるが、養殖技術、特に孵化技術が確立されつつあり、養殖クロマグロの供給増が期待されると説明した。

  最後に和食の代表である寿司について、富山湾を例に挙げて、この湾の最深部は水深1000m以上であり、底の冷塊水と能登半島を回り込んだ暖かい対馬海流が混じり合い、最も多様な魚介類が漁獲される。以下質問も交え、みなさんは寿司ネタについてどのぐらい知っているかと訊ね、海外で食べられる一般的な寿司ネタは、ナンチャッテ寿司は別にして、一人前8-10貫とすると、マグロ、サーモン、ブリ・ハマチ、鯛、平目・カレイ、イカ、海老、いくら、タマゴ、と細巻ぐらいではないか。その上で、富山湾の寿司ネタを季節ごとに20種程度づつ画像で見せながら、春は白身魚が旬で、白エビはこの季節にこの湾でしか取れない。夏はフグなどの白身魚がおいしく、鮪類も脂がのってくる。秋は、甘えび、富山海老(ボタンエビ)やカニが漁期をむかえ、また、かつお、ブリに脂がのってくる。冬は寒ブリや平目、カレイ、イカなども最高に美味しい季節です。と説明した。

  富山湾の例を挙げたが、日本にはそれぞれの地方で独特の寿司ネタや、味付け、調理方法がある。是非、日本に来ていただき、地方都市も訪問し、これまで食べたことがない寿司や和食を堪能し、日本の和食文化を再発見してほしいとお願いし、話を終えた。

 

 

8月14日(金)夕食で感心したこと

ホテルの受付で、安くておいしい飲茶のレストランが無いか聞いたことろ、道路を挟んだ向かい側の海臨酒家が良いと教えられ、なんか安易な感じがした。リーベートでももらっていないか勘ぐって18時に店に入ったが、客の入りは3割程度(やっぱり)。メニューが出てきたが、点心と呼ばれる焼売、餃子、小龍包などがのっておらず、身振り手振りで説明するも判ってもらえず、情けないことに、パソコン入力ボケで、“ぎょうざ”や“しゅうまい”といった漢字も書けず、仕方ないので、周囲で食べているもので美味しそうな料理をメニューから選ぶことにした。オーダーしたのは、若鶏の醤油煮木桶盛り、野菜ビーフン炒め、マーボ豆腐、セロリとナッツ炒めを注文した。特に若鶏は周りのほとんどの客が食べている、飲み物は、チンタオビール2本と赤ワイン1本を飲んだ。よくよくメニューを見ると月曜から金曜は若鶏1香港ドル(約18円)と書いてある。原価98ドルとも書いてある。98分の1!?。そんな馬鹿なと半信半疑で散々食べ散らしたが、2名では食べきれず、3分の1ぐらい残した。満腹になっていざ会計の段になり、高かったら交渉だと意気込んで請求書を見たら、確かに1香港ドルで請求されている。これだけ飲んで食べて一人3,500円ぐらいである。19時半ごろ勘定を済ませて店内を見回したら、80席ぐらいある店内は満席となっていおり、待っている人が20名ほどいた。日本人や白人は見たところほとんどいなかったので、現地の人たちの有名繁盛店なのだろう。疑心暗鬼になっている自分を恥じた。

 

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